JCB、インドネシアの大手銀とプラチナカードを発行

2014年4月30日 17:28

 ジェーシービー(JCB)は30日、インドネシアの大手国営商業銀行バンク・ヌガラ・インドネシア(Bank Negara Indonesia:BNI)と、JCBブランドのクレジットカード「BNI JCB Platinum Credit Card」(プラチナ券種のみ)の発行で合意したと発表した。同日からBNIがインドネシア在住の富裕層を対象に会員募集を開始するという。

  今回発行する「BNI JCB Platinum Credit Card」は、ワンランク上のサービスを求める富裕層向けに、「日本とインドネシアの融合」をコンセプトとしたサービスが充実しているという。

 提携する国内外の空港ラウンジの利用が可能なほか、カード高額利用者に対する日本旅行プレゼントや、割引、キャッシュバックなどの特典を用意する。このほか、ジェーシービーがインドネシア国外で展開する加盟店優待(約1,600店)や、会員専用サービスデスク(「JCB PLAZA」など)も利用できる。

 カードのデザインは、インドネシア伝統芸術であるバティック柄を背景に、日本を象徴する桜を中央に配置し、インドネシアと日本の融合をコンセプトとした。

 BNIは、1946年にインドネシア政府が設立した同国初の銀行で、全国に約1,700の支店と約12,000台のATMネットワークを展開している。クレジットカード事業については、発行枚数が約170万枚、加盟店数が約4万店と、国内最大手のひとつ。ジェーシービーは、BNIと2013年5月にJCBカード発行について提携し、これまで、カードサービスの開発などについて協議してきた。

 ジェーシービーは今後も、世界の銀行や金融機関との提携を拡大し、アジアを中心としたJCBブランド会員基盤の増強や、全世界での加盟店網の拡大に努めていくとしている。

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