パナソニック:14年3月期の純利益は1204億円、ヘルスケア事業の売却などで黒字転換

2014年4月28日 18:36

【4月28日、さくらフィナンシャルニュース=東京】パナソニック(東1・名1:6752)が28日に発表した2014年3月期の連結決算は、純損益が1204億円の黒字だった。年金制度変更にともなう一時益798億円やヘルスケア事業の売却益787億円を計上したことによって前年の7452億円の赤字から一転、黒字転換した。

売上高は前年比6%増の7兆7365億円、営業利益は同90%増の3051億円、経常損益は2062億円の黒字(前年は3983億円の赤字)だった。

国内の消費増税前の駆け込み需要などから住宅関連事業が伸長したほか、グローバルでの市況回復を背景に車載関連事業も伸長。円安による押し上げ効果も大きかった。さらに、赤字事業の収益改善や、全社を挙げた固定費削減・材料費合理化に向けた取り組みも寄与した。

なお、2015年3月期の通期業績予想については、売上高を前期比微増の7兆7500億円、営業利益を同2%増の3100億円、純利益を同16%増の1400億円と発表した。【了】

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