【引け後のリリース】理研ビタミンは「海藻」など好調で今期も2ケタ増益見込む

2014年4月24日 17:13

■「STAP細胞」会見の笹井副センター長の毛髪が黒々でワカメ人気も

 理研ビタミン<4526>(東2)は24日の大引け後、2014年3月期の連結決算と配当予想の増額を発表し、今期の業績予想を売上高は5.4%増の900億円、営業利益は19.3%増の60億円、純利益は11.4%増の40億円とし、各利益とも連続2ケタ増の見込みとした。本日の株価終値は2400円(前日比変わらず)。前期末の1株純資産3014.93円との比較では割安感が強い。

 同社の発祥は「STAP細胞」で小保方さんが話題になった理化学研究所になり、最近は、上司に当たる笹井副センター長の会見で同氏の髪の毛が年齢の割に黒々としていたため「理研のワカメ」を食べているためではないかといった推測が一部に出ている。今期の業績に予期せぬ効果をもたらす可能性はありそうだ。

 決算短信によると、前3月期は、先の東日本大震災によって大きな影響を被った「海藻」をはじめとする主力事業での「復旧・復興」を重要課題の一つとして推進し、「海藻商品」の着実な実績化に加え、「ドレッシング」「食品用改良剤」「化成品用改良剤」といった主力商品群が堅調に推移し、かつ、海外事業も回復・伸長。連結売上高は10.1%増加して854.19億円となり、営業利益は39.6%増加し、純利益は49.2%増加した。期末の1株純資産は3014.93円となった。

 今期・115年3月期は、国内外での中核事業の一層の収益力向上を図るべく「中期3ヵ年経営計画」の仕上げの年度として掲げる諸施策に真摯に取り組み、連結売上高900億円(前期比5.4%増)、営業利益60億円(同19.3%増)、当期純利益40億円(同11.4%増)、1株利益180円89銭を見込む。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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