NEC、PC内蔵カメラで顔認証ができるソフト「NeoFace Monitor」を発売

2014年4月23日 13:41

 NECは22日、顔認証によるPCログオンや離席時の自動画面ロックなどができるソフトウェア「NeoFace Monitor(ネオフェイス・モニター)」を同日から販売開始すると発表した。

 「NeoFace Monitor」は、同社が開発した顔検出・顔照合エンジン「NeoFace」を搭載し、PCに内蔵されたカメラに顔をかざすだけで、ログオンとユーザ認証ができる。ログオン中は、利用者を常に顔認証で確認することができ、離席すると自動的に画面をロックして、未登録ユーザによるPCの不正利用を防止する機能も持つ。

 複数の担当者が1つのPC端末やIDを共有する場合は、各人が顔認証でログインし、それぞれの利用履歴を残すことができる。

 カメラはPC内蔵のものや、汎用のカメラを利用できるため、コストを抑えながら生体認証セキュリティを導入できる。

 「NeoFace Monitor」自体の価格は、PC端末1台あたり1万円(税別)から。また、システムとして、サーバ用ソフトウェア30万円(税別)、ハードウェア機器、システム構築費が必要となる。国内と北米・アジア地域を中心としたグローバル市場に展開し、今後3年間で400社への導入を目指すという。

 同社は成長戦略の柱の一つとして、セーフティ事業に注力しており、同製品が「官公庁・企業等の情報セキュリティを強化し、安全なビジネス環境の構築に貢献する」としている。

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