トヨタ:「ヴィッツ」をマイナーチェンジ、内外装のデザインを一新

2014年4月21日 20:33

【4月21日、さくらフィナンシャルニュース=東京】トヨタ(東・名・札・福:7203)は21日、コンパクトカー「ヴィッツ」をマイナーチェンジし、販売を開始した。

今回のマイナーチェンジでは、「Lively」をテーマにスポーティさと上質感を表現したデザインに内外装を一新。エクステリアでは、エンブレムを中心にヘッドランプに向かうアッパーグリルモールのV字ラインと、大きなロアグリルの組み合わせで、トヨタ独自のフロントフェイス「キーンルック」を表現した。

また、フロントビューはハの字型に張り出したバンパー造形によってワイドで力強い印象を強めたほか、リヤビューはコンビネーションランプの形状変更によってワイド感を演出した。

一方、インテリアのデザインも変更し、広さ感とコックピットのようなスポーティなデザインを両立。グレードに合わせたシボやフィルム加飾を施すとともに、運転席まわりにめっきやシルバーで装飾し、上質感を演出した。また、メーターのデザイン変更によって、スポーティで軽快な印象を付与したことに加え、アイドリングストップ機能搭載車には、TFTマルチインフォメーションディスプレイを採用。燃費や航続可能距離のほか、エコドライブを判定するコンテンツなどを表示し、ドライバーのエコドライブを支援する。

エンジンは1L、1.3L、1.5Lの3タイプを設定。それぞれで燃焼改善を実施した。とくに1.3Lエンジンは新開発し、ハイブリッド車に採用しているアトキンソンサイクルのほか、クールドEGR(排気再循環)、VVT-iE(電動連続可変バルブタイミング機構)などを採用。さらなる燃焼改善と損失低減を追求した。アイドリングストップ機能を標準装備する1.3Lエンジン搭載車(2WD)の燃費は、従来より3.2km/Lプラスの25.0?/L(JC08モード燃費)を実現した。

グレードは、ベーシックな「F」、華やかさを表現した「Jewela」、上質感を追求した「U」、スポーティな「RS」と、従来型と同様に4グレードを展開。ボディカラーは新色のルミナスイエロー(オプション)に加え、新色を7色採用して全17色に。インテリアカラーは全グレードで一新し、各タイプの個性を明確化した。

メーカー希望小売価格は115万5600円〜199万4073円。月販目標台数は8000台に設定している。【了】

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