「伸縮可能な交尾器」をメスが持つ「トリカヘチャタテ」
2014年4月18日 19:31
あるAnonymous Coward 曰く、 オスが「伸縮可能な交尾器」を持つというのはほ乳類にだけに限らないが、ブラジルの洞窟棲チャタテムシ昆虫「トリカヘチャタテ」はメスが伸縮可能な交尾器を持つことが判明したそうだ(プレスリリース)。
北海道大学や慶應義塾大学などの研究者らが明らかにしたもの。このトリカヘチャタテではメスがこの交尾器をオスに挿入することで交尾を行うそうだ。トリカヘチャタテではオスが交尾の際に精子とともに栄養物質をメスに渡すとのことで、この栄養を巡って起きたメス同士の競争がこの「メスペニス」の進化を促したと考えられるそうだ。
メスペニスの根元には多くの刺が生えており、メスはこれを使って交尾中にオスをしっかり拘束するという。また、メスはオスから受け取った栄養を使うことで、オスよりも速いペースで再交尾できると考えられるという。
交尾の際の写真もプレスリリースに掲載されているが、ほかの多くの生き物とは異なり、交尾時にはメスがオスの上に乗っかる形になっているのも特徴的だ。
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