ビートルズ日本デビュー50周年を記念して日本独自盤がボックスセットで初CD化

2014年4月17日 14:38

ビートルズ日本デビュー50周年を記念して日本独自盤がボックスセットで初CD化

 ザ・ビートルズの日本デビュー50周年を記念したボックス・セット『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』を6月25日にリリースされることが明らかとなった。

 これは1964年から1965年の間に発売されたビートルズの日本オリジナル盤が初めてCD化されるもので、日本デビュー・アルバム『ビートルズ!』(64年)、、『ビートルズ No.2』(64年)、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(64年)、『ビートルズ No.5』(65年)、『4人はアイドル』(65年)の5作品をボックス・セットにしたものだ。

 それぞれのアルバムのアートワークは内袋(インナー・スリーヴ)、帯を含めオリジナルLPの初版盤を忠実に再現。このボックス・セットは、これら5枚のアルバムと今回新たに編集されたブックレットが豪華BOXに収納されている。

 ブックレットにはザ・ビートルズの初代ディレクター高嶋弘之氏(当時東芝音楽工業)、元ミュージック・ライフの編集長で何度もザ・ビートルズを取材した経験のある星加ルミ子氏、そしてEMI Music Japan / Universal Music Japanを通じてビートルズに深くかかわったファン第一世代でもあるビートルズ研究家 / レコード・プロデューサーの行方均氏による対談が掲載。その中では、64年~65年当時のザ・ビートルズ・プロモーションの裏話や無名だった彼らがどのように現象化していくのか、など貴重な証言が生き生きと語られているとのこと。さらに、ビートルズのヒストリーを交えた各アルバム紹介、歌詞・日本語対訳も掲載。

 音源はいずれも2009年のリマスター音源を使用。『ビートルズ!』、『ビートルズ No.2』、『ビートルズ No.5』はモノのリマスター音源が、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』はステレオのリマスター音源、そして『4人はアイドル』にはオリジナル・ステレオ・ミックス音源が使用されている。

『ビートルズ!』、『ビートルズNo.2』、『ビートルズNo.5』は曲順もアートワークも英国オリジナル盤とは違う日本独自編集で、『ビートルズがやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』と『4人はアイドル』の2作品は、曲順は英国盤と同じだがアートワークに日本独自の工夫が施されている。

 87年にザ・ビートルズのアルバムがCD化されてからは、キャビトル仕様の『マジカル・ミステリー・ツアー』を除き、“英国オリジナル盤”がオフィシャル曲収録盤の世界基準となったが、それまでは、日本に限らず各国独自の編集盤が多数出回っていた。アルバム・タイトルもジャケットも選曲もその国ごとの戦略に沿って担当ディレクターにより編集されるが一般的だった。

 60年代に発売された日本オリジナル盤も87年のCD化に先駆け86年に廃盤となったが、リアル・タイムのザ・ビートルズ・ファンの多くがこの日本オリジナル盤でまさにMEET THE BEATLES (ザ・ビートルズとの出会い)を果たしていた。

この『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』は初回生産限定盤で、初回特典として、「抱きしめたい」日本盤シングル・ジャケットを使用して制作された、「抱きしめたい」1曲入りプロモーションCDが、1964年日本デビューにちなんで1964人に当たる応募抽選ハガキを封入されている。

◎リリース情報 『ミート・ザ・ビートルズ<JAPAN BOX>』 2014/06/25 RELEASE UICY-76429/33 14,000円+税 ※ボックス・セットのみの発売

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