TAC:TAC大連、パソナ上海の「日本式簿記研修講座」に教材・講師を提供

2014年4月16日 07:24

■上海での日本式簿記教育の需要が高まる

 資格の学校TAC<4319>(東1)の子会社であるTAC大連は、パソナ上海と提携し、パソナ上海が現地日系企業スタッフ向けに4月16日(水)より実施する「日本式簿記研修講座」に教材および講師等(以下、教育コンテンツ)を提供する。

 従来より、上海に進出した現地日系企業における財務・経理系スタッフを育成する必要性が高まっており、上海での日本式簿記教育の需要が高まりつつある。日本の公益社団法人全国経理教育協会主催の簿記試験(全経簿記試験)が現地で2013年から正式に開始されたこともあって、現地のスタッフの間で日本式簿記に対する関心が急速に高まっている。また、就職環境の激化から、日系企業に就職を希望する学生においても、従来のような日本語能力の証明だけでは就職が困難となっており、日本語に加え新たなスキルで差別化を図る必要に迫られている。

 今回パソナ上海が実施する「日本式簿記研修講座」にTAC大連がその教育コンテンツを提供することで、日本式簿記人材を迅速に育成し、日本企業や現地スタッフのニーズへの早期対応が可能となる。

 パソナ上海の同講座は、全経簿記3級程度、全4回(28時間)の講義で、受講費は1人当たり4,000元を予定している。TAC大連が供給する教材は、日本のTACで使用している簿記教材(日本語版)を、日本語能力検定2級程度の受講生でも理解できるように中文主体で編集し直している。「このような試験対策教材はTAC大連が製作したもの以外、今まで中国には存在しません」(TAC大連総経理、干潟康夫氏)。また、この教材を用いすでにTAC大連では2013 中に300名を超える人材を育成し、合格させた実績がある。TAC大連は、今回のパソナ上海とのコンテンツに関する提携のほか、各地の有力日本語学校との提携も進めており、本年の教育目標を1,500人としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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