マツダ、米国で「エンジン内にクモの巣が作られる可能性がある」として自動車をリコール

2014年4月10日 07:00

あるAnonymous Coward 曰く、 マツダが米国で乗用車「マツダ6」(日本名:アテンザ)42,000台をリコールする(ロイター)。リコールの理由は、ガソリンの匂いを好むクモがエンジン内に巣を作ることによってガスの流れが阻害され、燃料タンクの損傷および火災のリスクが高まるため。

 マツダは3年前にも同車種で同様のリコールをしている。その際、クモが入り込まないよう改善策を講じることによって大半の不具合を封じ込めたが、その後もタンク損傷の事例が9件報告されたため、今回のリコールに至った。

 今回の不具合率を粗く計算すると、9台/42,000台 = 0.02%である。製品の欠陥が多くの人命にかかわるために、まさに次元の違う歩留まりが要求される自動車産業の片鱗が垣間見えるようなニュースである。

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