2種類のセキュリティソフトの共存動作保証開始

2014年4月7日 06:57

 キャノンITソリューションズ(以下、キャノンITS)はFFRIと共同技術検証による「ESETセキュリティソフトウェアシリーズ」と「FFR yarai」現行バージョン以降の製品プログラムの共存動作保証を開始したとのことである。この2種のソフトの共存により安定して軽快な動作のエンドポイント向けサイバー攻撃対策を提供することになる。

 新種や亜種のウイルスやワーム、スパイウェアなどのマルウェアや、特定のターゲットに対するサイバー攻撃である標的型攻撃は、日々進化と巧妙化が進んでいる。対策として、それぞれの脅威にセキュリティ強度を高めることは勿論、セキュリティソフトを導入するPCのリソースの負荷も軽減し、安定させなければならない。

 ESETセキュリティソフトウェアシリーズは、新種、亜種のウイルスを検出する独自開発の、ウイルスを判断するヒューリスティックエンジンと2種類のウイルス定義データベースを併せ持ち、効率的で高いウイルス検出力と動作の軽快さ、コスト面が特長である。官公庁や重要インフラなどで多く導入されているFFR yaraiは従来のセキュリティ対策で用いられているシグニチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を様々な角度から分析し、高い精度で攻撃を検知し防御する。今回、共存動作保証の開始により、両製品を共存利用し安定かつ効果的なマルウエア対策と標的型攻撃対策を実現できるとのことである。

 ESET NOD32アンチウイルスは13年8月に角川アスキー総合研究所が実施したウイルス対策ソフト総合評価満足度調査で「常駐時の動作の軽さ」「セキュリティ性能」「サポート」などの項目でユーザーより高い評価を受け、総合満足度1位になっている。

 他のシリーズも各方面から極めて高い評価を受けている。FFR yaraiを提供するFFRI社は日々進化するサイバー攻撃技術を分析して対策技術の研究開発に取り組み、海外でも高い評価を受けている。主力商品の FFR yaraiはエンドポイント型標的型対策分野の出荷金額で1位になっている。(ミック経済研究所および富士キメラ総研調べ)。今回の共存動作保証により、より確実なセキュリティが期待されそうである。(編集担当:高井ゆう子)

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