ダイハツ、オープンスポーツカー「COPEN」の新技術を発表

2014年4月2日 13:02

 1日、ダイハツ工業は6月に発表予定の新型オープンスポーツカーCOPENに採用する具体的な新技術を発表した。

 同モデルは高い走行性能を持つライトウエイトスポーツカーだ。普通の軽自動車にはない「新しい価値とカタチによる、お客様とクルマの新しい関係性の構築を目指し」て開発され、骨格+樹脂外板という新しい構造を実現した。

 同モデルの土台となる新骨格構造「D-Frame(ディーフレーム)」は、モノコック構造をベースにした新しい概念の骨格構造である。スポーツカーとして求められるボディ剛性を骨格のみで確保しているため、外板の素材やデザインの自由度を飛躍的に進化させると同時に、操縦安定性や乗り心地の向上も実現した。

 内外装着脱構造「DRESSFORMATION(ドレスフォーメーション)」は、車両の外板部分をパーツと捉え、樹脂外板を採用することで、ユーザーの嗜好に合わせたデザイン選択を可能にしている。

 DVVT付660ccターボエンジンの搭載、フロントサスペンションはマクファーソンストラット式、リヤサスペンションはトーションビーム式を採用するなど、各部にスポーツカーにふさわしい専用チューニングを実施。さらにスイッチひとつで起動し、約20秒でフルオープンとなる電動オープンルーフを装備するなど、ライトウエイトスポーツカーにふさわしい新たな技術が、多数盛り込まれているわけだ。

 安全技術としては、高剛性キャビンやクラッシャブル構造を採用し、衝突時の乗員への衝撃を効果的に吸収・分散する。

 同社では、さらに軽自動車の新たな可能性を模索し、「もっと軽にできること」を様々な方向で拡大していく予定だ。(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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