三菱自動車、フィリピン工場をリロケーション

2014年4月1日 16:56

 3月31日、三菱自動車はフィリピンにおける生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・フィリピンズ・コーポレーションが、FORD MOTOR COMPANY (PHILIPPINES)の所有する工場跡地(ラグーナ州ラグーナ市)を取得し、現本社・工場(リサール州カインタ市)から移転の上、2015年1月より順次生産を開始すると発表した。

 同現地法人は累計生産50万台を達成するなど、同社の重要な拠点の一つである。今回、本社・工場を移転して生産体制の再構築を図ることで、今後も自動車市場の持続的拡大が見込まれるフィリピンにおいて、将来の成長に備えることになる。

 同社は2016年度までの中期経営計画「ニューステージ 2016」において、その事業戦略の柱の一つとして「アセアン地域の生産体制強化」を掲げており、フィリピンにおける生産体制の強化もその一環となる。

■Mitsubishi Motors Philippines Corporationの概要
設立…1972年5月
本社・工場所在地…フィリピン リサール州 カインタ市
資本金…1,640百万ペソ
主な事業内容…三菱自動車の生産及び販売
代表者…柴田彦三郎(社長)
株主…三菱自動車工業株式会社 51%、双日株式会社 49%
生産能力…3万台/年
販売車種…【フィリピン生産】ランサーEX、アドベンチャー、L300
【タイ生産】ミラージュ、ミラージュG4(アトラージュ)、モンテロスポーツ(パジェロスポーツ)、L200、ストラーダ
【日本生産】ASX、パジェロ
2013年販売実績…42,360台
2013年同国内シェア…20.5%
(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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