三菱地所と丸紅、マンション管理事業を経営統合
2014年3月28日 15:39
三菱地所と丸紅は28日、マンション管理事業の強化のために持株会社を新たに設立し、両社の子会社である三菱地所コミュニティと丸紅コミュニティを経営統合することで合意したと発表した。
両社によると、今回の経営統合で両社グループの管理戸数は30万戸超となる。新会社「MEC コミュニティホールディングス」(仮称)の資本金は1億円で、出資比率は三菱地所グループが71.5%、丸紅が28.5%。予想売上高は450億円、営業利益が28億円。株式移転の効力発生日は7月1日の予定。
両社は経営統合を通じて、(1)三菱地所コミュニティと丸紅コミュニティのシステムやノウハウの合理化・有効活用による管理サービスの質の向上、(2)30万戸を超える管理戸数を背景としたスケールメリットを活かした業務の効率化、(3)両社グループの住宅バリューチェーンを形成する各社との連携、などの施策に取り組み、サービスの向上を図るという。
マンション管理の市場では、ノウハウの共有や規模の拡大を企図した合併・買収・資本提携などが行われ、一部の大手管理会社の管理戸数がここ数年飛躍的に増加し、競争が激化している。