遠隔操作事件、「被告のプログラミング能力」が1つの争点に
2014年3月28日 12:48
あるAnonymous Coward 曰く、 現在裁判が進んでおり、たびたび話題となっているPC遠隔操作事件だが、その争点の1つには「被告は遠隔操作ウイルスを作成できるスキルを持っているのか」ということがあるそうだ。
この事件について追いかけているジャーナリストの江川紹子氏が公判についてレポートしているところによると、検察側は「被告は高いプログラミング技量を持つ」と主張、いっぽう弁護側は「被告のプログラミング技量は低い」とそれぞれ主張する事態になっているらしい。
検察側は「被告は業務で数千行のC#コードの修正を行った」との証言を出したという。ただ、この作業は5~6人のチームで行ったもので、被告がどれほどこれに関わったのかは不明だ。いっぽうで弁護側は、被告が書いたコードはバグだらけで使い物にならなかったためチームリーダーが書き直したということや、会社から出されたASP.NETとC#の『課題』について、初歩的なものについても『どういったことをやりたいのか、よく分からない』というようなコードを被告が提出していたという証言を出している。
これについて、無実を勝ち取るためには自分が無能であることを示さなければならないひどい話であるという声も挙がっている(おごちゃんの日記:遠隔操作裁判に行って来た)。
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