ソユーズTMA-12M宇宙船、ISSへ向け打ち上げ成功

2014年3月26日 08:00

  ロシア連邦宇宙庁(ロスコスモス)は26日、有人宇宙船ソユーズTMA-12Mを搭載したソユーズFGロケットを打ち上げた。ソユーズTMA-12Mには国際宇宙ステーション(ISS)に滞在する3名の宇宙飛行士が搭乗しており、打ち上げから約6時間後にISSに到着する予定だ。

  ソユーズTMA-12Mを載せたソユーズFGは、現地時間3月26日3時17分23秒(日本時間同日6時17分23秒)、カザフスタン共和国にあるバイコヌール宇宙基地の1/5発射台、通称「ガガーリン発射台」から離昇した。ロケットは順調に飛行し、約9分後にソユーズTMA-12Mを分離、軌道に投入した。このあとソユーズTMA-12Mは単独飛行を続け、約6時間後の3月26日12時4分(日本時間)にISSとドッキングする予定だ。

  ソユーズTMA-12Mにはアレクサンダー・スクボルソフ宇宙飛行士(船長)、オレッグ・アルテミエフ宇宙飛行士(フライト・エンジニア)、スティーブン・スワンソン宇宙飛行士(フライト・エンジニア)の3名が搭乗している。彼らはISSに到着後、ISSの第39次長期滞在員として、5月までコマンダーの若田光一宇宙飛行士指揮のもと、ISSの運用や研究に従事する。

   その後、若田飛行士ら第38次/39次長期滞在員は、現在ISSに停泊中のソユーズTMA-11Mに乗って帰還。それに伴い、スワンソン飛行士が第40次長期滞在員のコマンダーとなり、5月にソユーズTMA-13Mでやってくる新たな宇宙飛行士らと共に、引き続きその任に当たる予定だ。

 写真=NASA。

 ■Ракета «Союз-ФГ» с пилотируемым кораблем «Союз ТМА-12М» стартовала с космодрома Байконур
http://www.federalspace.ru/20389/

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