セーラー万年筆:16億円調達、自己資本比率は30%超の見込み

2014年3月24日 15:00

■積極的経営展開へ向け『中期計画(~16年12月期)』策定

 セーラー万年筆<7992>(東1)が実施したライツ・オファリングによる資金調達額は総額約1,648百万円となった。

 去る3月14日に権利行使が終了した。今回の新株予約権発行総数に対する行使割合は74.6%であった。その結果、権利行使に伴う交付株式数は53,162,024株となり、3月14日現在の発行済株式総数は124,569,611株、資本金の額は3,347,375,142円となった。

 今回の資金調達により同社の財務内容は大幅に改善され、自己資本比率は30%を上回る見込みであり、これを機に積極的な経営展開を図る。

 なお、調達資金は、生産設備の更新、文具事業の開発投資、ロボット機器事業の開発投資や、M&A費用などへ投入を予定しているが、調達結果を踏まえた中期計画(2014年1月期~16年12月期)を近々策定し、4月中に公表する予定。

 また、上期は卒業式、入学式などが目白押しであり、同社にとって例年スタートダッシュの重要な時期だが、今年も文具事業では新製品を多種リリースしている。特に4月からの消費税アップを控え駆け込み需要が見込まれることから、一段と営業活動を積極展開している。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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