カー用品店には欲しいものがない?女性たちのマイカー「コーディネート」願望

2014年3月23日 19:42

 都心ではマイカーをもつ女性を見かけることはあまりないが、公共交通機関が充実していない地方では、車は女性にとって欠かせない移動手段。リサーチ会社のシタシオンジャパンが、マイカーを持つ全国の20~50代女性、1600名に調査したところ、全体の7割は家族ではなく自分自身が車を保有していると回答。約4割は「通勤」のために毎日車を運転しているという。

 仕事や育児などで忙しい女性たちは、車内を「自分だけの落ち着ける空間」にしたいと考えている。女性ドライバーの約半数が、「自分専用のくつろげる部屋・スペースが欲しい」と回答。「自分のために使える時間をもっと増やしたい」(62.3%)、「かなりストレスがたまっている」(59.9%)など、忙しさやストレスを感じている様子も伺える。

 そんな女性ドライバーの85.8%は、マイカーを「落ち着ける場所」であると考えており、半数は車の内装・インテリアにも関心を持っているようだ。車内を「自分が落ち着ける空間にしたい」(7割)、「自分のためのお気に入りの空間にしたい」(6割)などの回答が多く、3人に1人は「市販の小物やカー用品などで、車内のインテリアを自分好みにするため工夫している」。

 女性が車内インテリア用品を購入する場所は「カー用品店」が最も多いが、ホームセンター、雑貨店、インテリアショップなど多岐にわたっている。ところが多くのカー用品店では、女性向けの商品がそれほど充実していないのが現状だ。

 調査では、カー用品店やホームセンター・ディスカウントストアに「好みの商品があった」と答えた女性は半数に満たなかった。一方、雑貨店・インテリアショップでは6割以上が「好みの商品があった」と回答。「マイカーコーデ」に際し、女性の満足度が高いのはカー用品店よりも、おしゃれなインテリアショップなのである。ネットでは既に、女性向けにデザインされたカー用品が多く売られている。こうした商品は、リアルの店舗ではあまり売られていないため意外とヒットしやすいのかもしれない。(編集担当:北条かや)

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