ホンダ、米国で1,000万台目のアコードをラインオフ 四輪車累計は2,000万台に

2014年3月22日 19:47

 ホンダの米国現地法人であるホンダノースアメリカは20日(現地時間)、オハイオ州メアリズビル四輪車生産工場で1,000万台目の米国製アコードのラインオフを迎えたと発表した。同時に米国内にある4つのホンダ四輪車工場は、米国での四輪車生産累計2,000万台を達成した。

 メアリズビル四輪車生産工場は、1982年11月1日に米国製「アコード」の生産を開始した。これは米国において、初めて日本の自動車メーカーが行った現地生産であった。

 その後、オハイオ州イーストリバティ・アラバマ州リンカーン・インディアナ州グリーンズバーグに生産拠点を拡大。今ではこれらの工場で乗用車4車種とライトトラック7車種の計11車種を生産している。

 さらに現在、米国5番目の四輪車生産工場となるパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センターの建設がオハイオ州メアリズビルで進められており、2015年以降に次世代「NSX(Acura NSX)」の生産拠点となる予定だ。

 同社は過去3年間で、米国内の四輪車生産工場に約16億USドルを投資し、生産能力拡大および製品や生産システムへの最新技術の導入を行っている。

 ホンダオブアメリカマニュファクチュアリング・インコーポレーテッド取締役社長兼北米地域四輪生産統括責任者の岩田秀信氏はこのことについて「私たちが累計生産2,000万台を達成できたのは、2,000万人のお客様が私たちの製品に信頼を寄せていただいた結果であることを深く認識しており、この約30年間にわたるお客様のご支援に感謝申し上げます。また、お客様のために最高品質の製品を生産し続けてきた米国内の何万人ものホンダ従業員および何百ものサプライヤー様のコミットメントを高く評価したいと思います」とコメントした。

 米国内既存4工場の、生産累計2,000万台の内訳は以下の通りだ。

・メアリズビル…1,140万台(1982年生産開始)
・イーストリバティ…475万台(1989年生産開始)
・ホンダマニュファクチュアリングオブアラバマ・エル・エル・シー…310万台(2001年生産開始)
・ホンダマニュファクチュアリングオブインディアナ・エル・エル・シー…75万台(2008年生産開始)
累計台数2,000万台(記事:松平智敬・記事一覧を見る

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