52階建て超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」、6月11日に開業
2014年3月20日 21:45
森ビルは20日、港区虎ノ門一丁目で建設中の地上52階建て、高さ247メートルの超高層複合ビル「虎ノ門ヒルズ」の開業日が6月11日に決定したと発表した。
同ビルは、東京都が外国企業誘致を推進する「アジアヘッドクォーター特区」に位置し、日本初進出となるホテル「アンダーズ 東京」、高スペックのオフィス、優れた眺望でホテルサービスも利用できる高級住宅、カンファレンス施設、商業施設、約6,000平方メートルのオープンスペース等で構成される。東京を代表する新たなランドマークとして、東京ならではの新しい魅力を発信していくという。
1~4階は商業施設が入居し、飲食店舗のほか、オフィスワーカーをサポートするヘアサロン、シューズリペア、フラワーショップやデイ・スパなど、24店舗がオープンする。
6~35階はオフィスフロアで、基準階の貸室は、面積が約1,000坪、天井高2.8mの無柱空間となっている。3種類の制振装置による高い耐震性能や、非常用発電機を備えるなど、事業継続性にも配慮している。
37~46階は、総戸数172戸の住宅「虎ノ門ヒルズレジデンス」。東京タワーやレインボーブリッジ、東京スカイツリー、皇居の緑など、東京都心の魅力的な眺望が楽しめるという。
47~52階は、ホテル「アンダーズ 東京」が入居する。47~50階は50平方メートル以上のゆったりした客室164室で、51階には、メインダイニングとなる「アンダーズタヴァーン」、最上階52階には、ルーフトップバー、アウトドアテラスのあるイベントスペース「ルーフトップ スタジオ」と独立型チャペルがある。
4~5階は、カンファレンス施設「虎ノ門ヒルズフォーラム」となっており、3つのホールのほか、4つの会議室と4つの控室を備える。
同ビルは、道路上空に建築物を建てる手法「立体道路制度」を活用し、東京都施行の市街地再開発事業の中で環状第二号線の整備と一体的に建築された。同社は、3月末に開通予定の環状第二号線の開通と相まって、2020年東京五輪に向けた東京再生の先駆けとして、新橋・虎ノ門エリアの飛躍的な発展とともに、国際新都心の形成に大きく寄与していくとしている。