【銘柄フラッシュ】メッツが急伸し新規上場のホットマンは公開価格を上回る

2014年3月20日 16:29

 20日は、米国の金融政策会合FOMCで今秋頃の資産買い入れ終了などが示された上、3連休前でクリミア情勢が流動的なこともあり、短期で手っ取り早く値幅が狙える軽量株の物色が活発。

 PC周辺機器のエレコム<6750>(東1)が後場一段高となって7.5%高程度ながら東証1部の値上がり率トップに顔を出し駆け込み需要に期待。新家工業<7305>(東1)は5.6%高となり業績予想と配当予想の増額を好感。中外炉工業<1964>(東1)は5.1%高となり原発の除染廃棄物処理技術を好感。ケミプロ化成<4960>(東2)は39.0%ストップ高となり本日売買分から貸借取引の新規申込停止だが最初の規制は買いとされて一段高。

 メッツ<4744>(東マ)は45.7%高となり前週に業績予想を増額発表。システム・ロケーション<2480>(JQS)は20.7%ストップ高となり配当予想の増額を好感。カイオム・バイオサイエンス<4583>(東マ)は一時連続ストップ高の高値農新となり昨日のヒト抗体遺伝子に関する発表を好感し11.0%高。

 本日新規上場のホットマン<3190>(JQS)は買い気配を上げて11時13分に公開価格520円を67.5%上回る871円で売買が成立し初値を形成。その後990円まで上げ、後場は一服基調に転じて終値は767円。

 フルヤ金属<7826>(JQS)は8.2%高の急反発となり、大株主に田中貴金属鉱業があり、ウクライナ情勢を映し金相場が回復する動きなど材料視。岩塚製菓<2221>(JQS)は4.1%高となり、出資先の中国企業から受取る配当が国内利益の数倍とされ続伸。

 東証1部の値上がり率1位は前出・エレコム<6750>(東1)の7.5%高、2位はアウトソーシング<2427>(東1)の7.1%高となり人材業界の環境好転や逆日歩妙味が言われて高値更新、3位はパンチ工業<6165>(東1)の6.0%高となり3月14日から東証1部に昇格し公募増資のヤマ越えたとされ出直り拡大。4位はヤオコー<8279>(東1)の5.8%高となり西部ホールディングスの再上場が決まり西武鉄道の人気拡大の恩恵を連想とされて高値更新となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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