通常の2倍の速度で成長する「遺伝子組み換えサーモン」、実用化へ?
2014年3月17日 12:45
あるAnonymous Coward 曰く、 米国において、遺伝子組み換えにより通常の2倍の速度で成長する魚が開発され、既にFDAによる認可待ちの状態にあるという(現代ビジネス)。
この新種は米アクアバウンティ・テクノロジー社がアトランティック・サーモンをベースに開発したもので、記事では「フランケン・フィッシュ」と呼んでいる。このサーモンは本来暖かい半年しか成長ホルモンを分泌しないが、一年中成長ホルモンを分泌するゲンゲという深海魚の遺伝子を組み込むことで、通年で成長させることに成功したという。
農産物の遺伝子組み換えは既に珍しいものではないが、魚や肉など動物の遺伝子組み換え食品は、これが世界初とのこと。生態系への影響を危惧する声もあるものの、開発元のアクア社では「海から離れた場所で養殖するため心配はない。美味しいし健康によく安全です」と語っている。
記事では他にも体毛の生えない「ヌード・チキン」や、動物由来の遺伝子により耐寒性を持たせたトマト、麹菌などの「人工培養菌」や植物工場などが紹介されている。家庭の食卓がこうした人工の食品に支配される日は遠くないかもしれない。
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