“コワイ映画”で手腕を発揮するアンビエント系作曲家 ダニエル・ペンバートンに注目
2014年3月14日 15:20
若干16歳でCDデビューを果たしたアンビエント系作曲家ダニエル・ペンバートンが、今、映画音楽家として華麗なる転身を遂げ話題となっている。
アンビエント系作曲家としてデビューしただけあり、不思議で少し不安になるような音楽が得意なダニエル・ペンバートン。本人も「僕は変わった音楽を作るのが好き」と公言している。そんな彼は色んな意味で“恐ろしい映画”でその手腕を発揮している。例えば、ひどい暴力の末に殺された女の子の謎を追うポール・ベタニー主演の『ブラッド』では、その暗い雰囲気にマッチするダークな音楽を、独特の雰囲気を持つゴシックホラー『アウェイクニング』ではそのミステリアスかつ洗練されたビジュアルに沿う悲しげな音楽を提供している。
そして2013年に公開になり話題となった『悪の法則』。マイケル・ファスベンダー、キャメロン・ディアス、ブラッド・ピット、ハビエル・バルデム、ペネロペ・クルスが出演、そして監督はリドリー・スコットという超豪華メンツで製作され、世界中でヒットを飛ばした。この作品の音楽を担当しているのが、彼であり、この作品のおかげで知名度が急激にアップしたと言っても過言ではない。『悪の法則』はその名の通り、麻薬犯罪に関わった弁護士がその法則に乗っ取って悪事に巻き込まれていくというストーリー。その残酷でショッキングな描写に、観客は視覚で衝撃を受け、ダニエルの不気味ともいえる音楽で聴覚まで恐ろしい目に遭うという相乗効果が発揮されている。
今後も恐ろしい映画には彼の音楽が欠かせなくなってくるはず。彼の次回作で恐怖におののく準備はしていた方がよさそうだ。『悪の法則』は4月2日にブルーレイ/DVD発売&レンタル開始となる。
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◎リリース情報 『悪の法則』 2014/04/02 RELEASE [ブルーレイ] 悪の法則 21分拡大版本編ディスク付豪華2枚組〔初回生産限定〕 2枚組 ¥4,990(tax in.) 【DVD】 悪の法則 ¥3,490(tax in.) 発売元:20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン