東芝、テレビ・生活家電事業の新会社 一体運営へ

2014年3月13日 12:12

 東芝は12日、映像事業と家電事業を一体運営する新会社「東芝ライフスタイル」を4月1日に設立すると発表した。映像事業、家電事業それぞれの人員や物流など経営資源の共通化、コスト最適化を進め、効率的な事業運営を図るという。

 新会社は、社内カンパニーであるデジタルプロダクツ&サービス社の映像事業を分割し、生活家電を担う東芝ホームアプライアンスと統合することで設立する。従業員数は約1,400名、資本金は135億円。

 新会社では、迅速な意思決定を目的に、社長直属の地域戦略・横断商品企画プロジェクトチームを新設し、統合シナジー効果を最大化するという。本社機能は、営業部門・技術部門間の連携を強化し、業務の効率化を図るため青梅市に集約する。

 また、PCを含むライフスタイル事業全体の先行技術の相互展開を図る研究開発部門をデジタルプロダクツ&サービス社の傘下に新設し、高付加価値商品を創出していくという。

 今後、東南アジア・中近東などの新興国を中心とした海外での販売を強化するほか、テレビ、生活家電がネットワークで連携するスマート家電やクラウドサービスに加え、業務用サイネージ・モニター事業などのB2B向けビジネスを中心とした新分野に注力するという。

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