【銘柄フラッシュ】クボテックや日本鋳造が急伸しソフトバンクも堅調

2014年3月11日 16:58

 11日は、日銀の金融政策決定会合の結果が昼前に「据え置き」と伝えられ、それまで強かった東京建物<8804>(東1)は13時前から軟調に転じて大引けも0.6%安など、不動産株やその他金融株などがダレ模様。日経平均の先物も上値が重くなり、連動性の強いファーストリテイリング<9983>(東1)は一時軟化する場面をみせて0.5%高。景気敏感株も重くなり、住友大阪セメント<5232>(東1)は前場高値を更新したものの後場は伸び悩み1.9%高。半面、ソフトバンク<9984>(東1)は米国での社長講演に期待する様子があり後場一段上値を試す動きとなり2.6%高。

 クボテック<7709>(東1)は後場急動意の32.3%ストップ高となり古河電気工業<5801>(東1)が昨日発表した高温超電導マグネット開発がクボテックなどとの共同開発となっていることを材料視。日本鋳造<5609>(東2)は熱膨張ゼロの合金開発が材料とされ30.7%ストップ高。テックファーム<3625>(東マ)は2日連続ストップ高の25.5%高となり、株式分割発表に続きミライト・ホールディングス<1417>(東1)グループによる株取得の発表を材料に急伸。アプリックスIPホールディングス<3727>(東1)は18.8%高となり、アイフォーンなどと連携する機器の開発に役立つ全通知受信モジュールなどを材料に高値更新。

 東証1部の値上がり率1位は前出・クボテック<7709>(東1)の32.3%ストップ高、2位はモバイルクリエイト<3669>(東1)の12.4%高となりバスやタクシーの移動体管理システムなどが言われて高値更新、3位はラサ工業<4022>(東1)の12.3%高となり希少鉱物資源に対する思惑ありとされて出直り急となった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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