絶好調ファレル「ハッピー」で2週連続全米No.1に
2014年3月7日 14:40
自身初のNo.1ソングとなったファレルの「ハッピー」が、2週目の首位を獲得した3月15日HOT100チャート。
先週末に行われた第86回アカデミー賞で、この「ハッピー」を披露したばかりのファレル。主題歌賞にもノミネートされ、今週は2位以下と大きくポイントを離し、断トツの首位獲得となった。また、「ハッピー」が先行シングルとしてリリースされた約8年ぶりとなるニュー・アルバム『GIRL』が、3月3日にリリースされたことを受け、今週、そして次週はエアプレイが大きく伸びることも予想され、3週目の首位獲得は間違いなさそうだ。次週、ソロ作品としては初のシングル・アルバム・チャートの2冠を制覇するか、ということにも注目が集まる。
同アカデミー賞でファレルを抑えて主題歌賞を受賞したイディナ・メンゼルの「レット・イット・ゴー」が17位まで上昇。次週は、この受賞を受けてさらにランクアップが期待される。アルバム・チャートでは5週のNo.1を獲得した『アナと雪の女王』は、主題歌賞のほか長編アニメーション賞も受賞。日本では3月14日に公開されることが決定し、日本語吹き替え版では、歌手のMay J.が、「Let It Go~ありのままで~」というタイトルでカバーしている。
TOP3は変動がないものの、3位のジェイソン・デルーロ&2チェインズの「トーク・ダーティー」が勢いをみせていて、2位を死守しているケイティ・ペリー&ジューシィ・Jの「ダーク・ホース」を次週追い抜くことも期待される。
また、今週4位までランクアップしたジョン・レジェンドの「オール・オブ・ミー」も、初のTOP10入りに続き、初のTOP3入りの可能性大。歌詞やサウンドをトータルしてみると「トーク・ダーティー」は明らかに若層向けといえるため、幅広い層に支持されている「オール・オブ・ミー」のエアプレイが優勢かと思われる。続いて、バスティルの「ポンペイ」が5位にランクイン。こちらも、今週初のTOP5入りを果たすという快挙をみせ、次週以降もポイント・アップが見込まれる。TOP5内は、順位が安定しているようで、激戦区となっている。
今週、最も順位を伸ばしたのが、ビヨンセの「パーティション」。先週の97位から23位へジャンプアップしたのは、2月25日にミュージックビデオを公開したことを受け、ストリーミング回数とビデオ・セールスが急速に伸びたため。公開1週目で、すでに2800万回の視聴回数を突破し、大きな話題を呼んでいるこのビデオ、これまでにない過激なパフォーマンスで、ファンを驚かせている。