凸版印刷、HDMI搭載テレビをサイネージ化できるスティック端末

2014年3月5日 16:51

 凸版印刷は5日、スティック端末を活用したデジタルサイネージ向けコンテンツ配信管理サービスを3月下旬から販売開始すると発表した。テレビモニターのHDMI端子に専用のスティック端末を差し込むだけで、デジタルサイネージとして利用できるという。

 また、スティック端末の無線LAN機能により、表示コンテンツをクラウドで一元管理できる。デジタルサイネージの表示コンテンツ入れ替えにかかる作業負荷やコストを軽減するとともに、時間帯や場所、店舗特性に応じた柔軟なコンテンツ配信と管理が行え、多数のサイネージ管理も一括設定できる。

 凸版印刷は、アクティビティサイネージソリューション「ReView(レビュー)」の事業を積極的に推進している。プロモーションの企画からデジタルサイネージの設計・開発、サイネージ向けのコンテンツ制作や配信・運用、効果測定までをワンストップで提供している。

 価格は、初期費用が1台(スティック端末と配信システム利用料)あたり10,000円~。月額利用料が1台あたり5,000円~。コンテンツ制作、システム設定、通信費などは別途必要となる。

 同社は、小売り・流通業を中心に同サービスの販売を強化し、2014年度に関連受注を含め3億円の売上を目指すとしている。また、デジタルサイネージ機器のラインアップを強化するほか、デジタルサイネージとパーソナルデバイスとの連携など、今までにない新たなコミュニケーションメディアの創造を目指し、ビジネス開発を積極的に推進するという。

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