映画『アナと雪の女王』のサントラ盤がアカデミー賞を前に全米No.1返り咲き
2014年2月28日 12:00
映画『アナと雪の女王』のサウンドトラック盤がミリオン・セールスの認定とともに再びNo.1の座に返り咲いた3月8日アルバムチャート。
昨年の12月14日付、初登場18位でデビューを果たしてから徐々に勢いをつけ、今年の1月18日付でNo.1獲得。2週間の首位をマークした後、一旦後退するも、2月8日付で再び首位に。その後、グラミー賞の影響を受けて再びダウンするも10万枚近いセールスを死守。安定したセールスをマークし、今週ミリオン・セールスに認定され2回目の返り咲きを果たした。
今年の初めから売上げがまったく落ち込まないのが驚くところで、今週も89,000枚を獲得。累計では5週目のNo.1獲得となり、サウンド・トラックとしてはダイヤモンド・レコード(1000万枚)を記録した、『タイタニック』(1998年)以来の快挙である。その、タイタニックで大ブレイクを果たした、レオナルド・ディカプリオが初の受賞を期待される第86回アカデミー賞では、『アナと雪の女王』から「レット・イット・ゴー」が、主題歌賞としてノミネートされていること、また、同曲を歌うイディナ・メンゼルのパフォーマンスも予定されていて、次週以降、さらに本作のセールス・アップも期待される。
先週、今年の最高初動枚数でデビューを果たしたエリック・チャーチは2位にダウン。そのエリックには及ばなかったものの、初のアルバムにして初のTOP3入りを果たしたのが、同じくカントリー畑からコール・スウィンデルの『コール・スウィンデル』。デビュー曲「チルイン・イット」が、エアプレイ2位、カントリー・シングル総合ではNo.1をいきなりマークするという快挙を成し遂げ、HOT100チャートでも28位まで上昇。この曲の大ヒットから、本作も大ヒットを記録し、カントリー・チャートでも、エリック・チャーチに続いて2位にランクインした。
もう1枚、今週TOP10入りを果たしたのが、イシューズの『イシューズ』。白人・黒人混合の6人組、メタルコア・ユニットで、本作はスタジオ・アルバムとしては初のリリースとなる。2012年にリリースされた、ミニ・アルバム『ブラック・ダイヤモンズ』は、インディー・チャートで14位、ハード・ロック・チャートで8位と、注目を集め、1年半という短期間で、総合チャートTOP10入りを果たすスピード出世となった。
TOP10以下では、エレクトロニック・ロック・デュオ、ファントグラムの『ヴォイセス』が11位に、14位にはR&Bシンガー、キャンディス・グラバーのデビュー作が、18位にはレイク・ストリート・ダイヴの『バッド・セルフ・ポートレイツ』が初登場した。