リコー、トルコのオフィス機器販売代理店を買収 シェア1位目指す
2014年2月28日 16:04
リコーは28日、オフィス機器とプロダクションプリンターの販売代理店であるOfisteknik A.S.とOfisteknik LTD.の2社(以下、オフィステクニック)を買収することで合意したと発表した。トルコでの直売体制を整え、将来的には複合機・プロダクションプリンターのマーケットシェア1位を目指すという。
リコーによると、オフィステクニックは複合機、プリンター、プロダクションプリンター販売で幅広い商品ラインアップを扱っている。トルコ国内で30年以上の実績を持ち、販売・サービス網は同国内の主要都市をカバーしている。また、顧客層は中小企業から大手企業、グラフィックアート、商用印刷と多岐にわたる。
今回の買収は、リコーの欧州販売統括会社がトルコ販売子会社Ricoh Turkey Baski Cozumleri(リコートルコ)を通じて実施する。オフィステクニックの事業は、リコートルコが継承して展開していくという。
リコーは、トルコを重点新興国の一つとして位置付けている。1月には同じくトルコの代理店で、主に中小企業向けにビジネスを展開していたSaral Buro Pazarlama(サラル)を買収した。オフィステクニックは大手とプロダクションプリンターに強みを持っており、今回の買収で幅広い層の顧客へのマネージド・ドキュメント・サービスやITサービスなどの付加価値提供が可能になるという。