【銘柄フラッシュ】データリンクスやメディアドゥが急伸し東邦金属も高い
2014年2月27日 17:04
27日は、NEC <6701> が半導体関連の共同事業の休止報道を材料に高値更新3.3%高、パナソニック <6752> が2期ぶりの期末配当実施を好感して2.6%高となり、約1ヵ月ぶりに1300円台を回復。ロシアがウクライナとの国境地帯で大規模な軍事演習と伝えられ、日経平均の先物は上値が重いものの、防衛・軍需関連株が動意づき日本アビオニクス <6946> (東2)は急動意の7.2%高、石川製作所 <6208> は5.3%高。
財閥系大手不動産株がそろって下落率3%台となり、三井不動産 <8830> は3.3%安、住友不動産 <8830> は3.0%安だが今年の安値更新。大手銀行株も安い。本来ならアベノミクスの恩恵の強いセクターだけに一抹の憂色。
ただ材料株物色は活発で、シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> は東京湾岸地域でのカジノ施設設置などへの期待から12.7%高。椿本チエイン <6371> は日興証券による投資判断引き上げを材料に6.9%高の急反発、アステラス製薬 <4503> は新薬や逆日歩妙味が言われて高値更新2.9%高、東邦金属 <5781> (東2)は次世代電池材料への期待などが言われ14.1%高、メディアドゥ <3678> (東マ)はLINE(ライン)関連プラス電子書籍市場の拡大本格化期待から一時ストップ高の後15.4%高、マルマエ <6264> (東マ)は昼過ぎに業績予想の増額修正を発表し一時ストップ高の後7.6%高、データリンクス <2145> (JQS)はNTTグループに強いとされて政府の同グループに関する規制緩和観測が好感されて26.4%ストップ高。
東証1部の値上がり率1位は前出シー・ヴイ・エス・ベイエリア <2687> の12.7%高、2位はマーベラスAQL <7844> の7.3%高となり同じくカジノ関連との見方、3位は椿本チエイン <6371> の6.9%高だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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