悪質なバナー広告は特定商取引法の穴を突いている
2014年2月25日 18:58
「スパイウェアが検出された」「パソコンの性能が低下している」「PCにエラーが発生している」といった旨を表示する「悪質なバナー広告」は後を絶たないが、これらのようなバナー広告の是非についてITmediaが消費者庁の担当者に尋ねたところ、「合法か違法かの判断は難しい」との回答があったという。
これらのバナー広告で宣伝されているのは「無料」のアプリであるため、特定商取引法での規制対象である「購入」には該当しない。そのため、特定商取引法での取り締まりはできない、というのがまず第一の理由だそうだ。また、有料のアプリだった場合でも個々の事例での判断になるため規制は難しいようだ。
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