1000円のデバイスによる安価なソフトウェア無線(SDR)が流行中

2014年2月25日 13:00

あるAnonymous Coward 曰く、 RTL2832Uベースのテレビチューナードングル(多数の製品あり)とオープンソースのソフトウェアrtl-sdrを利用して、安価にソフトウェア無線環境を構築するのが流行っているようだ。このデバイスは日本でも1000円前後からというお値段で手に入れることができる。

 このデバイスは受信専用で、20MHz~2GHz前後の電波を8bit 2.56MS/sで受信可能(rtl-sdrのプロジェクトWikiICOMの記事:超かんたんSDR(ソフトウエアラジオ)入門)。ダウンコンバータを挟むことで2GHz以上の受信も可能となるほか (2.4GHzのBluetooth Low Energyの受信)、複数個を組み合わせて受信帯域を増やすこともできる (RTL_HPSDR)。

 デコードできる信号はAM、FM、SSB、WFMなどの基本的なものから、NTSCの映像 (ただし、受信帯域の問題でモノクロのみ)、D-Star (アマチュア無線のデジタル)、DARC (FMのサブキャリアの一つ)、GSM、Bluetooth Low Energy、ADS-B (航空機)、AIS (船舶)などで、コミュニティによって広くソフトウェアが開発されている (The BIG List of RTL-SDR Supported Software)。

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