「警告ポップアップ」に似せたキングソフトの広告が話題に

2014年2月21日 12:01

あるAnonymous Coward 曰く、 セキュリティソフトやオフィススイートを提供しているキングソフトが、「悪質なWeb広告」を出していたとして話題になっている(Engadget)。

 問題となったのは、スマートフォンでWebを閲覧している際に表示される広告。この広告はポップアップを出し、「容量が不足している」という旨の警告メッセージを表示するという。そして、このメッセージに従うとキングソフトのアプリのダウンロードページに誘導されるという仕組みだ。

 知識のある人が注意して見ればJavaScriptで表示させているポップアップだということは分かる(Engadgetの記事に掲載されているスクリーンショットを見る限り、alert関数を使ってポップアップさせているのだと思われる)のだが、さすがにこういった形でのポップアップは問題になってもおかしくない表示方法である。

 さらに、問い合わせに対しキングソフトは当初「弊社とは一切関係ない」と答えたという。その訂正し、「この広告は中国のキングソフト本社が広告会社と契約して出しており、この内容は広告会社が勝手にやったもの」としている。その後キングソフトの日本法人は、本社に広告取り下げを依頼することを決めたという。

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