ニプロ、血糖測定器販売で中国の最大手医療用具メーカーと提携
2014年2月13日 13:46
ニプロは12日、「Wego」ブランドを展開する中国の最大手医療用具メーカー、威高集団と、その中核事業会社である山東威高集団医用高分子製品の2社と、血糖測定器事業で業務提携の基本契約を締結したと発表した。拡大が続く中国の糖尿病関連市場への積極参入を図るという。
今回の業務提携では、ニプロの100%子会社ニプロダイアグノスティクスが製造する血糖測定器と消耗品を、山東威高が網羅する中国全土の販売網を活用して販売する。
また、今後市場投入を予定している糖尿病関連製品の販売基盤を築く際にも、非常に強力な提携関係になると認識しているという。
中国の糖尿病患者数は約1億人を超えるといわれている。主な原因は経済発展による近年の食生活の変化に伴うもので、今後さらに拡大するものと見られている。今後、治療が医療保険対象になる見込みで、大きな市場の伸びが期待されている。
山東威高は、設立が2000年で、資本金は4億4,800万元(約77億1,700万円)、2012年の売上高は36億9,000万人民元(約636億1,200万円)。