パナソニック、サービス付き高齢者向け住宅事業で新会社設立
2014年2月6日 12:11
パナソニック エコソリューションズは5日、サービス付き高齢者向け住宅事業を運営する新会社「パナソニック コムハート」2月末に設立しすると発表した。
新会社では、土地(200~300坪)を所有するオーナーを募集し、オーナーが建築した建物(2億円程度)と土地を20年以上の長期間借り上げて、オーナーに賃借料を支払う。一方、サービス付き高齢者向け住宅の入居者から、住宅の賃借料、食事代を受け取る。
オーナーから借り上げる住宅には、パナソニックの最新設備や機器を全棟に設置し、体力向上、リハビリ、認知症などに対応したプログラムを開発し、導入していくという。
また、ベッドとトイレを最短距離で配置して、できる限り自分でトイレに行けるよう配慮するなど、介護リフォームの実績に基づく知見やノウハウを生かした住宅プランを実現するという。
パナソニックでは、1998年から介護施設の運営、訪問介護、介護リフォームなどのエイジフリー事業を展開している。2012年からは、24時間365日の介護サービスを行う小規模多機能型居宅介護施設(登録者数25名)を1階に併設したサービス付き高齢者向け住宅2棟を開設し、介護事業に関するサービス・運営の知見やノウハウの蓄積を進めてきた。
同社は、創業100周年を迎える2018年に、今回の住宅を100棟まで拡大させる予定としている。