フィールズ 3Q営業利益黒字転換、有力機種投入や「ウルトラマン」メディア戦略が好調

2014年2月6日 08:50


*08:50JST フィールズ---3Q営業利益黒字転換、有力機種投入や「ウルトラマン」メディア戦略が好調

遊技機商社のフィールズ<2767>は4日、2014年3月期第3四半期(2013年4-12月)決算を発表。売上高が前年同期比13.5%増の542.04億円、営業利益が20.36億円(前年同期は11.56億円の営業損失)、経常利益が20.66億円(同9.75億円の経常損失)、四半期純利益が12.27億円(同6.77億円の赤字)の黒字に転じている。

遊技機事業において、パチンコ「ヱヴァンゲリヲン」シリーズ最新作をはじめとした有力機種を順次投入したことで、総販売台数が前年同期と比較して増加した。また、グループが保有する「ウルトラマン」シリーズにおいて、テレビシリーズや円谷プロ50周年イベントをはじめとした各種施策の展開が功を奏し、収益が拡大。加えて、映画、ゲーム、パチンコ・パチスロなど各メディア向けのCG映像制作において受注が増加した。

中長期的な成長戦略では、キャラクターをはじめとしたIP(知的財産)を主軸において、取得・保有・創出したIPの価値を最大化することで持続的な成長を目指している。第3四半期の取り組みでは、コミック誌「月刊ヒーローズ」は、連載作品の単行本の刊行や、複数の映像化プロジェクトを推進。「銀河機攻隊 マジェスティックプリンス」はアニメ放送やグッズ販売等に次いで、2月にソーシャル・ゲームを配信する予定。「ウルトラマン」シリーズは、テレビ放送や映画公開、ソーシャル・ゲームの配信やパチスロ遊技機の販売を行った。

14年3月通期については、売上高が前期比11.0%増の1200.00億円、営業利益が同21.2%増の125.00億円、経常利益が同21.7%増の125.00億円、純利益が同33.4%増の63.00億円の計画を据え置いている。

フィールズ<2767>は業界最大手の遊技機商社。大手遊技機メーカーと提携し、魅力的な商品を市場へ提供できる企画・開発力が強み。「すべての人に最高の余暇を」を企業理念に、パチンコ・パチスロ分野に軸足をおいたビジネスモデルからIP(Intellectual Property:知的財産)を主軸としたビジネスモデルへの戦略転換を図っており、人気キャラクターの創出と育成などに注力。《FA》

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