プログレスM-20M補給船、国際宇宙ステーションから離脱

2014年2月5日 18:00

  国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしていたプログレスM-20M補給船が4日、ISSから離脱した。同機がドッキングしていたISSのピアース(ピールス)・モジュールには、6日にプログレスM-22Mが到着する予定となっている。

  プログレスM-20Mは協定世界時2月3日16時21分(日本時間2月4日1時21分)にISSから分離した。今後数日は姿勢制御システムの試験のために、ISSから十分な距離まで離れた位置で飛行を続けることになっている。

  同機は昨年の7月27日、ISSへの補給物資2,366kgを搭載し打ち上げられ、その6時間後にISSにドッキングした。分離時にはISSから出たゴミを搭載しており、2月11日に大気圏に再突入し、ゴミと共に太平洋上で燃え尽きる予定だ。

  そして2月6日13時23分(日本時間)には、新しくプログレスM-22Mが打ち上げられ、その約6時間後にISSのピアースに到着する予定だ。現在打ち上げ場所のカザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地では、極寒の中、順調に準備が進められている。

  ISSでは、滞在中のオレグ・コトフ飛行士とミハイル・チューリン飛行士が、TORUと呼ばれるシステムの訓練を行った。TORUは宇宙船をISSの中から手動で操縦できるシステムで、通常ソユーズ宇宙船やプログレス補給船は、クールスと呼ばれる自動ランデブー・ドッキング・システムを使ってドッキングするが、万が一故障した時に備えて装備されているものだ。

 ■ТГК «Прогресс М-20М» в автономном полете
http://www.roscosmos.ru/20184/

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