【今日の言葉】アメリカの強さ見直しは国債から、次は株へ

2014年2月4日 09:48

  『アメリカの強さ見直しは国債から、次は株へ』=アメリカの長期金利が低下している。10年物国債の利回りは昨年12月31日の3.04%から1月31日には2.67%へ、30年物国債でも同じ期間に3.98%から3.61%へ低下している。一方、日本の10年物国債利回りも下がってはいるものの0.72%から0.62%とアメリカに比べると下げは小さい。この結果、日米金利差が縮小しドルが売られ円が高くなって1ドル・102円台へ円高が進んでいる。

  ところで、金利が下がることは国債が買われ国債価格が上昇していることである。株、原油など商品といった金融商品の中でアメリカ国債の安全性がもっとも高いということを意味しているのではなかろうか。新興国の経済不安から世界のマネーはアメリカへ行き先を強めているのだろう。アメリカそのもを評価するということなら国債でも株でも同じはずだが、買われる順番には差が出るのはやむを得ない。株の場合、新興国の影響を受けることが予想されるため、先ずはアメリカの国債ということだろう。

  しかし、アメリカ企業が新興国の影響をそれほど受けないということになれば、次は、アメリカの株式ということになるのではないだろうか。NYダウが上昇すれば、当然、日経平均も反発に転じる。いずれにしてもアメリカの強さを見直す流れは国債→株式の順番で強まるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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