【今日の言葉】米国の金融緩和縮小と試される中国の経済力

2014年1月31日 09:05

  『米国の金融緩和縮小と試される中国の経済力』=アメリカの金融当局は、金融の量的緩和縮小をさらに一歩進めることを決めた。毎月、市場から国債等を買い上げる額を今年1月から100億ドル減らして750億ドルとしているが、さらに、2月から100億ドル減らして650億ドルとする。12月の失業率が6.7%に大きく改善するなど自国の経済・景気に対する自信の現れといえるだろう。

  オバマ大統領の議会での一般教書演説でも、「雇用」よりは「成長戦略」に力が入っていたようである。アメリカの量的緩和縮小はドル流入に頼っていた中国など新興国の景気には痛手となるはず。「そろそろ、いつまでもアメリカに頼らず新興国自ら経済の力をつけなさい」というようにも受け取れる。その中でも、経済と軍事大国にのし上がった中国が、一方で新興国の体質も色濃く残しているだけにアメリカの金融政策によって中国の経済力がどこまで本物かを試される時期を迎えたようである。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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