【第56回グラミー賞】ポールとリンゴの共演もビートルズ・ナンバーは無し!

2014年1月27日 17:32

【第56回グラミー賞】ポールとリンゴの共演もビートルズ・ナンバーは無し!

 世界最高峰の音楽賞として注目を集める【第56回グラミー賞】の授賞式が1月27日(日本時間)に開催された。各部門の受賞アーティストのほか、豪華アーティストによるスペシャル・パフォーマンスが披露された。

 第56回となる今年の授賞式は、現地時間1月26日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われ、昨年に引き続きLLクールJが司会を担当。注目される主要4部門では最優秀新人賞にマックルモア&ライアン・ルイスが受賞、最優秀楽曲賞はロード「ロイヤルズ」が受賞した。また、ダフト・パンクが「ゲット・ラッキー feat. ファレル」で最優秀レコード賞を、『ランダム・アクセス・メモリーズ』で最優秀アルバム賞を受賞し、主要2部門を制覇。どのタイトルも全米ビルボードチャートを賑わせたものとなった。

 その他、注目すべき受賞として、最優秀ポップ・デュオ/グループパフォーマンスは「Get Lucky」 ダフト・パンク feat. ファレルが受賞。最優秀ロック・ソングはニルヴァーナとポールによる最強のロック・コラボと大絶賛されたポール・マッカートニー、デイヴ・グロール、クリス・ノヴォセリック、パット・スメアによる『カット・ミー・サム・スラック』が受賞となった。最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞はロードが受賞。最優秀ラップ・コラボレーションは「Holy Grail」 ジェイ・Z feat. ジャスティン・ティンバーレイクが受賞している。

 また、賞の行方と同じく毎回注目されるのが、豪華アーティストが出演するスペシャル・パフォーマンス。ビヨンセとジェイ・Zの2人が「ドランク・イン・ラヴ」でオープニングを飾り、昨年からビルボードチャートを席巻しているロードは「ロイヤルズ」を披露。ケイティ・ペリーは「ダーク・ホース」をまさにダークなステージ演出で魅せた。そして、昨年亡くなったフィル・ラモーンの追悼企画ではロビン・シックがシカゴと共にステージに。「サタデイ・イン・ザ・パーク」や「ブラード・ラインズ」をプレイした。テイラー・スウィフトは「オール・トゥー・ウェル」で聴衆を魅了。

 ピンクは圧巻の宙づりパフォーマンスの後に、FUN.のネイト・ルイスとの大ヒットコラボ曲、「ジャスト・ギヴ・ミー・ア・リーズン」を披露。イマジン・ドラゴンズとケンドリック・ラマーによる異色のコラボパフォーマンスでは両者の楽曲を織り交ぜた内容で、ラストはエモーショナルに和太鼓を叩きまくった。ダフト・パンク、ファレル・ウィリアムズ、スティーヴィー・ワンダー、ナイル・ロジャースという超豪華メンツで披露されたのは「ゲット・ラッキー」から「アナザー・スター」のスペシャルメドレー。続いて、キャロル・キングがサラ・バレリスとをデュエット。最優秀新人賞を受賞したマックルモア&ライアン・ルイスはマドンナと共演。ホーン隊に加え、聖歌隊まで参加するゴージャスなステージは中盤、30組を超えるのカップルの結婚式を挟み込み、会場はハッピーな空気で満たされた。そして、ナインインチネイルズ、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ、そしてデイヴ・グロールにリンジー・バッキンガムというこれまた豪華なロック・ステージも。

 生きるビートルズのメンバーが同じ日にグラミー会場に集まるとあって注目された今回。初登場となったリンゴ・スターはブラック・サバスをプレゼンターに登場し、「想い出のフォトグラフ」をにこやかに歌い上げた。ポール・マッカートニーのステージではもちろんスペシャル・ゲストとしてリンゴがドラムで参加し「クイニー・アイ」をプレイ。残念ながらビートルズ・ナンバーの披露はなかったが、久しぶりの共演に往年のロック・ファンたちを喜ばせた。

 この授賞式の模様は本日字幕付きでWOWOWライブにて放送される。

◎番組情報 WOWOWライブ 『第56回グラミー賞授賞式』 1月27日(月)22:00~ リピート放送:3月16日(日)15:00~ ※字幕付き http://www.wowow.co.jp/grammy

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