KDDI研究所、米サンノゼ市のアート企画に技術提供 人の流れを映像化
2014年1月24日 10:57
KDDI研究所は23日、米サンノゼ市の「パブリックアートプログラム」にテクニカルスポンサーとして参加し、同市が提供するオープンデータを分析・活用するための技術提供を行うと発表した。
発表によるとKDDI研究所は、「パブリックアートプログラム」のうち、光や映像を使ったアートで街を彩ることをコンセプトとした「イルミネーティングダウンタウンプロジェクト」に参加する。
同プロジェクトは、街やプロジェクト参加者の状況をインタラクティブに街に映し出し、街ぐるみで人の流れを変えようとする先進的な試みを目指すというもの。
実施イメージとしては、人々の行動と連動したプロジェクションマッピングが サンノゼ市内各所に映し出され、市民や観光客が日々の生活やスマホアプリを通じて間接的/直接的にプロジェクトに参加するという。これによって、市民・観光客の長期的な回遊活性化を目指す。
同プロジェクトでは、NPO団体である「ZERO1」 がプロジェクトマネージャーとなり、プロジェクションマッピング技術を欧州アーティスト集団「ANTIVJ」が担当する。
KDDI研究所は、サンノゼ市の人の流れなどに関するオープンデータや、スマートフォン向け専用アプリを通じて市民が提供するデータを解析し、特に市民・観光客へ効果的に動機付けを行い行動の変化を促す「行動変容技術」などを提供する予定という。