横浜ゴム、中国江蘇省でタイヤ工場を増設 投資額265億円
2014年1月24日 10:05
横浜ゴムは24日、中国のタイヤ生産販売会社である蘇州優科豪馬輪胎(江蘇省)のタイヤ工場隣接地に乗用車用タイヤ工場を増設すると発表した。4月に生産を開始し、2017年末までに年間生産能力600万本まで増強する計画という。総投資額は約265億円。
生産するタイヤは「BluEarth」など近年需要が増加している高性能低燃費タイヤを中心とする計画で、中国国内で販売する。また、市販補修用以外にも、自動車メーカー向け高性能タイヤの生産も視野に入れているという。
蘇州優科豪馬輪胎は、2006年にトラック・バス用タイヤ専門の生産販売会社として設立した。現在の年間生産能力は34万本。
横浜ゴムは、2001年に設立した杭州優科豪馬輪胎(浙江省)でも乗用車用タイヤを生産している。2011年までに4期に渡る拡張を実施し、現在の年間生産能力は510万本となっている。
横浜ゴムは中期経営計画で、世界のタイヤ生産拠点全体で年間700万本の増産を計画している。