中国で400か所もあるネット依存症矯正施設の様子

2014年1月24日 08:00

eggy 曰く、 中国では「インターネット依存症」と診断される10代の若者が急増しているため、インターネット依存症を矯正するための施設が国内に400カ所に設置されているとのこと。ネット依存症矯正施設はまるでブートキャンプのようであり、参加者が一列になって走ったり、パンチやキックといった動作を一斉に行っているという。 また、ワイヤー・ケーブルに繋がれたヘッドギアを頭に被せられたり、薬物治療や親同伴のカウンセリングを受けたりしているとのこと(Daily Beastslashdot)。

 サンダンス映画祭で上映されたドキュメンタリー映画「ウェブ・ジャンキー」では、北京市郊外の大興市にある、2004年に設立されたネット依存症矯正施設内の様子が映されている。矯正施設に収容された若者の多くは親に騙されるようにして連れてこられているとのことで、中には親に睡眠薬を飲まされたり、「ロシアでスキーをする」と言われて連れてこられた者もいるという。矯正施設の滞在期間は3か月以上にも及ぶそうだ。

 映画の中では、15日間ほとんど休まずに(つまり「300時間」)ゲーム「World of Warcraft」をプレイし続けたと話す男子がいれば、「たった15日間?」と切り返し、夏休み中の2ヶ月間プレイし続けたことを自慢する男子も登場する。

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