フリーウェアに対するウイルスバスターの誤検知問題、解決へ
2014年1月22日 19:16
以前、「フリーウェアのWindowsカスタマイズツール、マルウェアと認識され作者サイトがブロックされる」という事件があった。トレンドマイクロのセキュリティソフトであるウイルスバスターが、フリーウェアのWindowsカスタマイズツール「いじくるつくーる」やデフラグツール「すっきり!! デフラグ」をマルウェアとして検出し、開発者Webサイトも「マルウェア配布サイト」としてブロックしたというものだが、1月20日にトレンドマイクロから謝罪と対応報告があった模様(マイクロソフト、「トレンドマイクロ社より連続誤検知問題の根本原因だったウイルスバスター不具合の修正が完了した旨連絡がありました」)。
誤検出はソフトウェア側の不具合から発生したもので、2013年12月に修正が完了したという。また、特定のファイルやWebページがブロックされた場合にすぐにトレンドマイクロ側に連絡が取れるようにするといった対応も行われたとのこと。
また、これを受け、ブロックされていたソフトウェアの作者がソフトウェアのライセンスに加えていたウイルスバスターとの併用を禁止する条項は削除された。
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