12月の全国百貨店売上は1.7%増、気温低下で冬物需要高まる=日本百貨店協会発表

2014年1月17日 17:16

【1月17日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 日本百貨店協会が17日に発表した全国百貨店売上高概況によると、12月の全国百貨店の売上高総額は、前年同月比1.7%増の7257億円余で、2カ月連続のプラスとなった。

 12月は、気温低下による冬物需要の高まりに加え、景況感の回復による株高や冬のボーナス支給額の増加、消費税率引上げ前の駆け込み需要などが好影響をもたらした。商材別では、主力の衣料品が堅調に推移したほか、クリスマス商戦を軸に引き続きラグジュアリーブランドや高級時計・宝飾品等の高額商材が活発に動いた。

 地区別では、改装・増床効果とあわせて好天(低温少雨)に恵まれた大都市(10都市)が2.7%増と商況全般を牽引。商品別では住宅市場の活況や大型消費財の駆け込み需要を背景に家具が12.7%増と二ケタ増を記録した。訪日外国人は、東南アジアと中国が牽引する形で、引き続き好調(売上が118.2%増)に推移し、年間売上高(調査対象43店舗の免税カウンターベース)で前年比91.6%増に成長した。 【了】

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