米株式:下落、債券購入は小規模  

2014年1月17日 00:20


*00:20JST 米株式:下落、債券購入は小規模  

米株式市場

2013年は世界各国の中銀による支えが株式市場を押し上げていたなか、16日の債券購入プログラムは小規模。

12月の雇用統計では非農業部門雇用者数の7.4万増と市場予想の19.7万増を大きく下回ったことが明らかになったが、依然資産購入プログラム縮小は続くとの見方が多い。緩和政策に関しては、15日投票メンバーから外れた午後にシカゴ連銀エヴァンス総裁が「利上げに急いではいない」としている。夕方には、アトランタ連銀のロックハート総裁が「製造業、非常に改善しているように見受けられる」、「経済成長は遅いが、今年に関しては楽観的に見ている」としていた。本日は東部時間11:10AMからバーナンキ議長が各国中銀の試練に関して発言を行う。

前年10月15日夕方に米ソブリン債をネガティヴウォッチに設定していたフィッチは、14年第1四半期終了までの引き下げを示唆していたなか、タイミングに関して2月7日を鍵、としている。「問題だけではなく、どう解決するかも注視している」とのこと。ベイナー下院議長は14日「債務上限に関しての行動、依然結論はでていない」、としていた。本日はルー財務長官が議会に早急な解決を呼びかけている。

個別銘柄の決算後では、大手銀でシティ(C)とゴールドマン・サックス(GS)が下落している。なお、引け後には半導体大手インテル(INTC)が決算を控える。同株はこのところセルサイドによる投資判断引き上げが相次いでいた。

S&P 500は3.72安の1844.66前後で推移、ナスダック総合指数2.52ポイント安の4212.36ポイント、ダウ平均株価は53.09ドル安の16428.85ドル前後で推移(日本時間24時15分時点)。《KG》

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