J.フロント:12月の百貨店売上高は3.2%増、コートが好調、クリスマス商戦で高級ブランド等も売上伸ばす

2014年1月16日 16:14

【1月16日、さくらフィナンシャルニュース=東京】 J.フロント リテイリング(東・名:3086)が16日に発表した連結営業報告によると、2013年12月度の百貨店事業の既存店売上高は前年同月比3.2%増だった。2013年1月31日に営業を終了した大丸ららぽーと横浜と大丸新長田、銀座地区再開発のため2013年6月30日でいったん営業を終了した松坂屋銀座店を加えた全店ベースでは同0.7%増だった。

 12月度は、土曜日が対前年比で1日減だったものの、婦人・紳士ともにコートが好調に推移した。また、ラグジュアリーブランドやアクセサリー、宝飾品がクリスマス商戦で好調に売上を伸ばしたほか、お歳暮ギフトも堅調だったことから前年同月実績を上回った。

 パルコ事業は同0.7%増。クリスマスギフトや冬物購入需要の高まりに合わせた販促等の効果によってセレクトショップのほか、バック、メガネなどの身回品、インテリア雑貨などが好調に推移した。

 卸売事業の大丸興業は電子デバイスが苦戦し、同17.7%減と大幅なマイナス。クレジット事業のJFRカードは、大丸松坂屋百貨店の得意客向けゴールドカードのクレジットカード化にともなう手数料収入の大幅増加が寄与し、同19.1%増となった。その他事業は、J.フロント建装が大丸神戸店周辺店舗の改装工事や、グループ外の内装工事の売上計上により同1.3%増となった。【了】

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