NSAとRSAへの抗議のためセキュリティ専門家8名がセキュリティ会議への参加を拒否
2014年1月15日 06:00
あるAnonymous Coward 曰く、 以前、米国家安全保障局(NSA)がRSA Securityの暗号化ライブラリに脆弱性を組み込ませたとの報道があった(ITmedia)。RSA Securityはこの疑惑を否定しているが、この影響で来月に開催される同社主催のイベント「RSA Conference USA 2014」への参加をボイコットするセキュリティ研究者が増えているという(ZDNet、slashdot)。
同カンファレンスは高い評価を得ていたが、セキュリティ業界の重鎮でスパイやサイバー戦争の戦術の研究で知られるJeffrey Carr氏は、「RSAはユーザーの信頼を無にした」として、RSA Conference USA 2014への参加をボイコットすべきだと主張している。実際に同会議で講演を予定していた8人のセキュリティ研究者や政策の専門家たちがNSAとRSAのスポンサー疑惑に対する抗議の意思表示として参加をキャンセルしているそうだ。
スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | セキュリティ
関連ストーリー:
RSA、乱数生成アルゴリズム採用とNSAとの関係を否定 2013年12月25日
乱数生成アルゴリズム「Dual_EC_DRBG」にバックドアの恐れがあるとして注意を呼びかけ 2013年09月25日
EFFのジョン·ギルモア氏、IPSEC規格にNSAが関与していたと示唆 2013年09月12日