テックファーム ミライトと共同でタブレットによるホテル宿泊者向け情報提供サービスの販売を開始

2014年1月15日 08:53


*08:53JST テックファーム---ミライトと共同でタブレットによるホテル宿泊者向け情報提供サービスの販売を開始

ソフト開発のテックファーム<3625>は14日、情報システム構築のミライトと共同で、ホテル向けのコンテンツ配信事業に乗り出すと発表。同社とミライトホールディングス<1417>のミライトは業務提携し、客室設置型タブレットによるホテル宿泊者向けの情報提供サービス「ee-TaB*(イータブ・プラス)」を、15日からホテル事業者を対象に販売を開始すると発表した。

館内案内、天気、周辺のグルメ情報、観光スポット、TV番組表などを表示し、宿泊客の利便性の向上を図るほか、ビデオ、ゲーム、電子書籍などの有料コンテンツなども搭載し、従来にない客室での楽しみ方を提供する。

また、タブレットの画面上に一斉に「お知らせ」を通知でき、団体客の集合時間変更など、個々の部屋へ連絡していた手間を大幅に減らすことが可能となる。ホテル内のレストランやマッサージ施設などの予約状況に応じた時限クーポンの発行・通知により集客につなげ、利用率の向上も実現する。

さらに、東京五輪開催に向け日本を訪れる外国人が増えることも想定されることから、日本語のほか英語・中国語・韓国語などに対応。今後は対応言語を拡大する予定である。

Wi-Fi環境があるホテルの場合、一室一台あたりの契約料金は月額980円。タブレット端末費が含まれているため、ホテル側は初期費用を低く抑えるができる。販売エリアは、東名阪より順次拡大予定で部屋数200室以上のホテルを中心に展開し、初年度1万室、3年後には5万室の導入を目指す。

テックファーム<3625>はモバイル端末向けのアプリケーションソフト開発やWebサイト構築を強みに、開発から保守・運用までワンストップで提供できる総合ITサービス会社。国内における活動領域の拡大と事業競争力の強化を図っている。《FA》

関連記事

最新記事