日揮、カナダで大型LNGプラント新設プロジェクトを受注

2014年1月14日 14:01

　日揮は14日、米国のフルア社と共同で、シェブロン・カナ社がカナダのブリティッシュ・コロンビア州（BC州）で推進している大型LNGプラント新設プロジェクトの発注内示を受けたと発表した。受注金額は非公表。

　同プロジェクトは、シェブロン・カナダがパートナーであるアパッチとともにカナダのBC州ビッシュ・コーヴで計画する年産1,100万トンのLNGプラントを新設するプロジェクト。

　日揮は、エンジニアリング大手であるフルアと合弁会社を設立し、主にLNGプラントの中核となる液化プロセス設備等を担当する予定という。フルアは、ユーティリティやオフサイトを担当する予定。

　日揮によると、BC州の太平洋岸では現在、複数のLNGプラント建設計画が具体化に向けて進展している。今回のプロジェクトはカナダで最初に完成するプロジェクトとみられており、規模も世界最大級となる。日揮にとっては初のカナダでの大型EPCプロジェクトの受注となる。

　日揮は、世界のLNGプラント全生産量のうち、約30%のLNGプラントの建設実績を持ち、現在も計6件のLNGプラント建設プロジェクトを進行している。同社は、今後も積極的な営業活動を展開するとしている。