NVIDIA、PC向けと同じアーキテクチャのGPUを備えたモバイル向けプロセッサ「Tegra K1」を発表
2014年1月8日 16:29
あるAnonymous Coward 曰く、 NVIDIAがモバイル向けの新しいプロセッサ「Tegra K1」を発表した(MdN、PC Watch)。
32bit版が2014年上半期に、64bit版が下半期に発売される予定。同プロセッサはKeplerアーキテクチャを採用したモバイル向けチップで、GPUコア192基を搭載。TegraのGPUコアを、PC向けGPUと同アーキテクチャに揃えることで、PCグラフィックスの機能とGPUコンピューティング機能をモバイルにもたらすとしている。
32bit版はクアッドコアのARM Cortex A15 CPUを採用し、64bit版はデュアルコアでARMv8アーキテクチャを採用する。また、ゲームエンジンの「Unreal Engine 4」に対応するほか、同社の並列コンピューティングプラットフォーム「CUDA」にも対応する。
Tegra K1のGPUコアはPC向けのGPUとほぼ同じ機能を備えており、CUDA 6やOpenGL 4.4、DirectX 11.2、OpenGL ES 3.0をサポートするという。電力消費の大きい一部機能は削減されており、またGPUのコア数はデスクトップ向けのものと比べると大きく削減されているというが、基本的なアーキテクチャやリソースはPC版のKeplerコアと100%の互換性があるそうだ。
NVIDIAのトップであるJen-Hsun Huang氏は「PlayStation 3やXbox 360といった一世代前の据え置き型ゲーム機を上回る」などとその性能をアピールしている(4Gamer)。
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